2026/01/05 18:05

年代判別
ブランドが「LOGO ATHLETIC」であることと、スパーズの「旧ロゴ」(通称「フィエスタカラー」ロゴ)が使用されていることから製造時期が特定されます。
スパーズはこのロゴを1989年から2003年まで使用していました。
- ステッチ・仕様: 胸部分と右肩に刺繍の旧ロゴが施された、中綿入りのフルジップタイプです。
- 判定結果: 1990年代中期〜後期
ボディブランドとNBA・チームの関係性
- ブランドの歴史と背景
- 創業: 「LOGO ATHLETIC」は、もともと1971年にトーマス・シャインによって設立された「Logo 7」という会社のコンパニオンブランドとして立ち上げられました。
- 黄金期: 1980年代半ばから1990年代初頭にかけて、スポーツウェアが単なるユニフォームからファッションアイテムへと進化する中で、同社は急成長しました。NBA、NFL、NHL、MLB、NCAAなどの主要なスポーツリーグの公式ライセンス製品を製造し、特にスタジャンやジャケットといったアウターウェアで人気を博しました。
- 特徴: 当時、プロチームが複数のメーカーと個別にライセンス契約を結んでいたため、各ブランドが独自の革新的なデザイン(「シャークトゥース」や「スパイク」デザインなど)を競って展開していました。LOGO ATHLETICの製品は、その高品質な刺繍や斬新なデザインで知られていました。
- 生産: 主にアメリカ国内、特にインディアナポリスの自社工場で製造されており、スーパーボウル優勝時などのイベントに合わせて迅速に商品を生産する能力を持っていました。
衰退とその後- 競争激化: 1990年代後半になると、Nikeなどの大手フットウェアブランドが巨額のライセンス料を支払って市場に参入し、既存のライセンス専業ブランドは競争力を失っていきました。
- 経営破綻: 1998年に創業者が買い戻したものの、業界全体の低迷のあおりを受け、2000年に連邦破産法第11条(チャプター11)の適用を申請し、倒産しました。
- 買収: 2001年にリーボック(Reebok)が同社の資産を約1,380万ドルという低価格で買収しました。その後、リーボックはアディダス(Adidas)によって買収されたため、最終的にアディダスの完全子会社となりました。
- 現在: ブランド自体は一時的に市場から姿を消しましたが、近年ではファナティクス(Fanatics)などの企業が商標権を取得し、ロゴアスレチックの名前を冠したアパレル製品が再び展開され始めています。
現在、ヴィンテージ市場で取引されている「LOGO ATHLETIC」のアイテムは、この90年代のNBAブームやストリートファッションカルチャーを象徴する希少なコレクターズアイテムとして価値があります。 - 時代背景・ストーリー
- チームの戦績: この時期のスパーズは、デビッド・ロビンソンとティム・ダンカンの強力な「ツインタワー」コンビが活躍しており、1999年にはチーム初のNBAチャンピオンシップを獲得しました。
- スター選手の動向: 「提督」デビッド・ロビンソンが全盛期を迎え、ティム・ダンカンが加入して次世代のスーパースターとして台頭してきた、チームの黄金期を築き上げた時代背景があります。
- カルチャー的背景: 90年代はNBAブームが世界的に広がり、特にヒップホップカルチャーにおいて公式ライセンスのアウターウェアが人気ファッションアイテムとして定着しました。このジャケットは、当時の熱狂的な人気とカルチャーを象徴する希少なヴィンテージアイテムです。